今年のダービー馬
タスティエーラ(牡3歳、美浦・堀)が、秋は
菊花賞(10月22日・京都)を目標にする方針であることが明らかになった。所属するキャロットクラブが1日、公式ホームページで発表した。
近年のダービー馬は、フランスで行われる世界最高峰のG1である
凱旋門賞に挑戦するか、距離適性を考慮して
天皇賞・秋や
ジャパンCなど古馬混合のG1を目指す傾向が強くなっている。ダービー馬の
菊花賞参戦が実現すれば、20年に史上3頭目の無敗3冠を達成した
コントレイル以来3年ぶり。過去10年でも、それ以外では14年
ワンアンドオンリーが
神戸新聞杯を快勝して参戦(9着)したケースしかない。
現在、同馬は北海道のノーザン
ファーム早来に放牧に出ており、春の疲れをリフレッシュして、秋の実戦復帰に備えている。近2年の
菊花賞は京都競馬場の改修工事のため阪神競馬場で行われていたが、久々に淀で開催される伝統の3冠最終戦は、ダービー馬の参戦で大いに盛り上がりそうだ。
提供:デイリースポーツ