◆第59回七夕賞・G3(7月9日、福島・芝2000メートル)

　今年の3戦は6、10、12着と精彩を欠くレースが続いたレッドランメルト(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎、父ディープインパクト)だが、3走前は外枠から勝負どころも外を回らされて伸びを欠き、近2走は不得手な道悪馬場がこたえたもので、完全な力負けではない。

　美浦・Wコースの2週前、1週前追いではともに馬なりのままラスト1ハロン11秒4をマーク。状態に不安は全く感じられず、国枝調教師も「太め感はないし、体調は良さそうだね。本来はコーナー4つの右回りという条件は合っているし、いい馬場で走れれば」と上々のトーンだ。七夕に晴天を願い、近走のうっぷんも晴らす快走を期待したい。(松井　中央)

スポーツ報知