若手騎手の活躍が著しい佐賀競馬。上半期もその傾向は強く、3月26日には九州クラウンを
リュウノシンゲンが勝ち、
山田義貴騎手が重賞初制覇を果たした。昨年4月にデビューしたばかりの山田騎手は父が
山田徹調教師。相棒の
リュウノシンゲンはまさに父の管理馬で、岩手時代には2021年
東北優駿など重賞7勝を挙げた実績馬とは昨年10月に初コンビを組み、今年2月の
佐賀記念からは継続騎乗をしている。佐賀では15戦11勝で、地元馬同士だと必然的に人気に支持されるが、山田騎手はプレッシャーに負けず堂々と騎乗したと言えるだろう。
山田騎手は他のレースでも着実に成績を残し、5月6日に100勝を達成。同20日からは減量騎手を卒業し、先輩騎手と同じ斤量で戦っている。今年4月〜6月の3カ月間で挙げた34勝は、
山口勲騎手の36勝に次ぐ2位タイの勝ち星となっている。減量特典がなくなると勝ち星が低迷することも多々あるが、山田騎手に関しては引き続き注目した方がいいだろう。
もう一人、この春に重賞初制覇を果たしたのは
金山昇馬騎手。昨年はヤングジョッキーズシリーズで
ファイナルラウンドに進出したデビュー4年目だ。
スーパースナッズと挑んだ6月11日佐賀がばいダッシュでは好スタートを決めて4コーナーで内を突くと、単勝1.1倍で逃げ粘る
ロトヴィグラスを差し切って勝利。900mのワンターン戦ながら、コース取りが光ったレースで、本人は男泣きして重賞初制覇を喜んだ。
今年4月〜6月の成績を見ると、金山騎手は5枠より内枠では勝率4.8%に対し、6枠〜8枠では13.7%とグンと上がる。昨年1年間を通してはここまで顕著な差はなかったが、当該期間では3着内率も内枠21.7%に対し、外枠では29.4%。7月以降も6枠より外枠に入った際は注目したい。
さて、昨年は第60回ギャラクシー賞CM部門で入賞したさがけいばCM。今年は「おいでやすこが様をうまてなしDX」と題し、
パワーアップしている。すでに中継内やYouTubeなどで公開が始まり、夏競馬も盛り上げる。
7月9日には重賞・佐賀
王冠賞(3歳以上、2000m)、8月13日に3歳秋の
チャンピオンシップの一戦・ロータスクラウン賞(四国・九州地区交流、3歳、2000m)、8月16日は
JRA馬も迎えて九州産限定重賞・
霧島賞(中央・地方交流、3歳以上、1400m)、8月31日はダート
グレード競走・
サマーチャンピオン(JpnIII、3歳以上、1400m)、そして9月10日には持ち回り制の西
日本ダービー(3歳、2000m)が開催。こちらは西日本各地区生え抜き3歳馬が集う一戦となっている。
夏は
JRA小倉競馬開催とともにますます盛り上がる佐賀競馬。ぜひ「
デラックス(DX)」に
パワーアップしたうまてなしを現地で、ネット中継で、お楽しみください。
※データは今年の4月〜6月の集計値です
(文・大恵陽子)
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