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プロキオンS追い切り(5日、栗東トレセン)
プロキオンSで重賞初制覇を狙う
タガノビューティーが攻めの最終調整だ。栗東・坂路で
ポッドロゴ(2歳新馬)と併せ馬。ステッキを入れられ、手綱を強く押されたラスト1ハロン過ぎから力強く加速した。1馬身先着で、51秒9は自己ベスト。西園正調教師は「いい動き、いい時計でした」とうなずいた。
秘密兵器でよみがえった。昨秋は3、6、10着と一戦ごとに着順が下がり、今年からブリンカーを着用。これがハマった。今まで攻め馬駆けせず、坂路で53秒を切れなかった馬が、52秒台を2度マーク。そして、この日は51秒台だ。成績も一目瞭然で、2走前に1年10か月ぶりの勝利を挙げると、前走は
かしわ記念でG1初連対となる2着。「ワンギア上がった感じがする。底を見せない面があるね」と、トレーナーは6歳での充実を感じ取る。
今回は【6・6・4・5】の左回りで、【3・2・2・4】の7ハロン戦。ベストの条件だ。「ここは狙っていた。勝って、賞金を加算したい」。1週前にはCWコースで6ハロン79秒5を出し、今週も意欲的な併せ馬を消化した“勝負駆け”。初タイトルの絶好機は逃がさない。(山本 武志)
スポーツ報知