「
地方競馬ジョッキーズ
チャンピオンシップ」(6日、園田)
地方競馬ナンバーワン騎手の座を争うファイナルステージが、開催5日目の9、11Rで行われた。高知の
宮川実(41)が9R9着、11R1着で合計ポイント54となり、
ファーストステージ(5月23日、盛岡)の3位から逆転で総合優勝を飾った。宮川は8月26、27日にJRA札幌で開催される「2023
ワールドオールスタージョッキーズ」(国際騎手招待競走)に
地方競馬代表と出場する。
ファイナル第2戦の11Rで宮川が逆転優勝を決めた。コンビを組んだ
アヴニールレーヴは好スタートを決めてハナに立つと、後続に4馬身差をつけて逃げ切り。「坂本先生から『スタートが速いので、楽に逃げれば』とうかがっていた。実際に、スタートしてすぐに両横に他の馬が見えないので、その通りになった」と振り返った。
この勝利で地方通算2200勝も達成。「すごいジョッキーと一緒にレースができるだけでもうれしいのに、勝てて感無量です」と喜んだ。
すでに
ワールドオールスタージョッキーズへと気持ちは向いている。「もう緊張している。地方代表として恥じないように、世界に通用する騎乗を見せたい」と宮川。表彰式のあいさつでは「今度は札幌で優勝してくる」と集まったファンに必勝を誓った。
提供:デイリースポーツ