福島11Rの
七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)は伏兵の
ククナ(牝5、美浦・
栗田徹厩舎)で好配当を狙う。
昇級戦の前走大阪─ハンブルクCは1番人気に支持されたものの、中団前から伸びを欠いて6着。レースぶりからは完敗の印象を受けたが、体型を考慮すると距離が少し長かったのではないか。振り返れば2歳時に
アルテミスSで2着、3歳時に
クイーンCで3着、
桜花賞で6着の実績がある馬。前走だけでクラスの壁があると判断するのは早計だろう。
どちらかというと広いコースでの実績が目立つが、それは小回りをほとんど使っていないから。器用に立ち回れるイメージはあるので、初の福島は悪くないはずだ。
父キングカメハメハ×母の
父ディープインパクトの血統構成を持つ馬は
七夕賞に2頭が挑み、20年
ブラヴァス、22年
ヒートオンビートがともに2着と好成績。
ククナも先輩2頭に続く勝ち負けはもちろん、少し前が速くなれば突き抜けるシーンまであっても不思議ない。