◆第59回
七夕賞・G3(7月9日、福島・芝2000メートル、良)
サマー2000シリーズ第1戦は16頭立てで争われ、2番人気でハンデ57キロの
セイウンハーデス(牡4歳、栗東・
橋口慎介厩舎、父
シルバーステート)が
幸英明騎手を背に、最後の直線で抜け出して、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は、1分59秒8。
2着に9番人気の
ククナ(
石川裕紀人騎手)、3着に13番人気の
ホウオウエミーズ(
丸田恭介騎手)の人気薄牝馬2頭が続き、3連単27万4320円の波乱だった。
田辺騎手(
レッドランメルト=5着)「自分のリズムでいけました。もう少し先行争いが激しくなって、(前の馬が)体力を削り合ってくれたらよかったんですが。いい競馬はしてくれました」
菅原明騎手(
ショウナンマグマ=6着)「外枠だったので、控えてほしいという指示でした。以前に乗った時よりも乗りやすく、コントロールが利いて我慢できていた。最後まで頑張ってくれました」
団野騎手(
ヒンドゥタイムズ=7着)「もっと馬場が渋って、後ろからの馬でも来られるようになってほしかったが、よく脚を使ってくれました。トップハンデもだし、条件がかみ合わなかったなかで頑張れたと思います」
斎藤騎手(
カレンルシェルブル=9着)「前走はせかして忙しい感じになっていたので、今日はリズム良く脚をためていきました。スローの展開になって、この馬自身は脚を使っていたし、この形がいいなと思いました」
永野騎手(
ガロアクリーク=11着)「輸送して一泊するとゲートの入りが悪くなると聞いていて、その通りでした。スタートはわりと出てくれたし、今日は出たなりでためてほしいと言われていて、ゆっくり構えました。3、4コーナーの反応はじりじりで、直線もそのままの感じで、まだ本調子じゃないのかもしれません」
戸崎騎手(
グランオフィシエ=13着)「ちょっと小回りを懸念していましたが、脚がたまらずに最後は伸びきれなかった。馬の状態は悪くなかったと思います」
Mデムーロ騎手(
サンレイポケット=15着)「進んでいきませんでした。3コーナーで内にもたれるような格好をしていたし、反応がありませんでした」
木幡育騎手(
トーラスジェミニ=16着)「流れに乗った競馬はできましたが、3コーナーの手前でもうひと踏ん張りできなかった。今回がラストランと聞いているので、無事に回ってこられたのはよかったです」
スポーツ報知