「
函館記念・G3」(16日、函館)
荒れるハンデ重賞として知られる函館伝統の一戦。中心を担うのは昨年の覇者
ハヤヤッコだ。その後は勝ち星こそないが、中距離重賞戦線で善戦を続けている。鞍上は昨年V時も手綱を取った浜中に戻り、開催最終週で週中には雨予報が続く函館。昨年同様に渋った馬場が味方すれば、連覇が見えてくる。
前走の
むらさき賞を制し、オープン入りを果たした
ローシャムパーク。昨年の
セントライト記念3着など、もともとの素質は高かったが、4歳になりさらに力をつけてきた。初の函館コースへの対応が鍵となりそうだが、今の充実ぶりならタイトル奪取の可能性も十分だ。
前哨戦の
巴賞を制した
アラタは、久々を叩いた上積みも十分。2着の良血馬
ドーブネも、虎視たんたんとタイトルを狙う。5着
ルビーカサブランカは、久々で57キロを背負ったことを思えば、十分に評価できる内容だ。
ハナで自分の競馬ができればしぶとい
ユニコーンライオン。精神的に充実してきたことで成績が安定してきた
キングオブドラゴン、上り調子の4歳馬
アルナシームなど伏兵陣も多彩だ。
提供:デイリースポーツ