スマートフォン版へ

【七夕賞】2番人気セイウンハーデス重賞初制覇 ウイニングランに喝采 西山茂行オーナー「最高の気分」

スポニチ
  • 2023年07月10日(月) 05時20分
 「第59回七夕賞」は6度目の重賞挑戦となった4歳セイウンハーデスが好位から力強く抜け出して、重賞初制覇を飾った。

 G1さながらのウイニングラン。正面直線に戻ってきた幸とセイウンハーデスを1万5000人超、みちのくの大観衆が喝采で迎えた。西山茂行オーナーが「最高の気分だよ」と鞍上に握手を求める。幸は「近々勝てるとは思っていたがこの馬と初めて重賞を勝てて凄くうれしい。うまく乗れないこともあったが続けて乗せてもらった。感謝の気持ちでいっぱいです」。その手を丁寧に、がっちりと握った。

 「イメージ通りに乗れた」道中は3〜4番手。逃げた1番人気バトルボーンを射程圏に入れて抜群に折り合った。「気を抜く面があったが、(菊花賞で)初めてブリンカーを着けてから真面目に走るようになった。ずっと手応えが良かった」。4角で馬場状態のいい外に持ち出しながら、バトルボーンを競り落とす。後方からククナホウオウエミーズの牝馬勢が迫ると、もうひと伸び。「元々能力があったが、成長もしている。最後までしっかり頑張ってくれた」とパートナーを称えた。

 これで2000メートルは4戦3勝2着1回。西山オーナーが「やはりこの距離は強いね。馬が分かっている。サマー2000シリーズのどこかを使いたいね」と言えば、橋口師は「次は新潟記念(9月3日)になると思います」と伝えた。夏の王者へ、堂々の名乗り。不良、良の馬場状態を問わずに重賞好走が続いたのは充実の証。イクイノックスドウデュースなどを擁する最強4歳世代の実力派が、一皮も二皮もむけてきた。

 ◇セイウンハーデス 父シルバーステート母ハイノリッジ(母の父マンハッタンカフェ) 19年4月8日生まれ、牡4歳 栗東・橋口厩舎所属 馬主・西山茂行氏 生産者・北海道浦河町の鮫川啓一氏 戦績11戦4勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億2608万4000円 馬名の由来は冠名+ギリシャ神話の冥府の神。

 ≪記録アラカルト

 ☆幸 七夕賞は3回目の騎乗で初勝利。JRA重賞はファルコンS(タマモブラックタイ)以来で今年2勝目、通算45勝目。

 ☆橋口師 七夕賞は初出走初勝利。JRA重賞は18年JBCスプリント(グレイスフルリープ)以来で通算2勝目。

 ☆血統 シルバーステート産駒は初出走初勝利。JRA重賞は今年のニュージーランドT(エエヤン)以来で今年2勝目、通算3勝目。

スポニチ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す