東京ダービーを圧勝した
ミックファイア(牡3、大井・
渡辺和雄厩舎)が、
ジャパンダートダービー(3歳・Jpn1・ダ2000m)で2年ぶり7頭目の地方馬Vを目指す。
ミックファイアは
父シニスターミニスター、
母マリアージュ、母の
父ブライアンズタイムの血統。曾祖母には83年の
凱旋門賞を制した
オールアロングがいる。ここまで5戦5勝。2歳時にデビュー3連勝の後、爪の不安で休養が長引いたが、5カ月ぶりだった
羽田盃を圧勝。続く
東京ダービーも4角先頭から2着の
ヒーローコールに6馬身差をつけて、悠々と押し切ってみせた。まさに同世代の地方馬には敵なし。歴代の
東京ダービー馬の中でも、屈指のポテンシャルの持ち主といえるだろう。
ここで勝てば史上8頭目の南関東3冠馬となるが、02年に
羽田盃、
東京ダービー、
ジャパンダートダービーが南関東3冠となって以降では初の達成となる。また、地方馬の
ジャパンダートダービー制覇は21年の
キャッスルトップ以来で2年ぶり7頭目。地方馬の無敗Vとなると01年の
トーシンブリザード以来で22年ぶり2頭目となる。初対決となる中央の強豪を倒して記録ずくめの戴冠となるか、目が離せない。