1年10カ月ぶりの白星を飾った
巴賞から中1週。
アラタの好調さが目を引く。Wコース単走で5F67秒4〜1F12秒2。時計通りにラストは好反応で駆け抜けた。騎乗した小島良助手は「(5F)68秒ぐらいと思っていたのでよろしいです。疲れもない。元々張り切って走るタイプではないので、直線で少し揺するぐらいで十分。状態はキープできている」と笑顔で切り出した。
重賞Vには恵まれていないが、今年3月の
金鯱賞など重賞で3着3回。タイトルまで、あと一歩のところまで来ている。同助手は「値段もした馬(2歳時の千葉サラブレッドセールで6696万円=税込み)。初めて乗った頃に比べると、細マッチョになって、本当に良くなった。指示がいらないぐらい、とにかく乗りやすい馬。
巴賞は
ドーブネ(2着)の勝ちパターンをマークして勝てた。滞在効果は大きいです」と力を込めた。勝利の味を思い出した円熟の6歳馬が“函館王者”へ突き進む。
スポニチ