◆第59回
函館記念・G3(7月16日、函館・芝2000メートル)追い切り=13日、函館競馬場
重賞初制覇を狙う
アルナシーム(牡4歳、栗東・
橋口慎介厩舎、父
モーリス)が、芝コースでしなやかな身のこなしを披露した。
鮫島克駿騎手を背に、
シャンバラ(4歳2勝クラス)を3馬身追走。馬なりのままスムーズに加速し、5ハロン65秒9―12秒4で併入した。鞍上は「実際に走る競馬場で、より折り合いが難しいかと思ったが、(栗東)トレセンにいるときより折り合いはスムーズ」とうなずいた。
気性面の難しさを抱えながらも、21年
朝日杯FS・G1で4着に入るなど素質の片りんは見せてきた。普段の調教から折り合いを重視したことで、精神面が成長。それに伴ってカイバ食いも良くなった。五十嵐助手は「最近は心配ない。
パワーアップしているし、こちらが求めているメニューをこなしている」と心身両方の充実を実感している。
スポーツ報知