「
兵庫サマークイーン賞」(14日、園田)
3歳以上の牝馬による地方全国交流重賞は、グランダム・
ジャパン古馬シーズンの第4戦として開催3日の11Rで行われた。1番人気で金沢から遠征の
ハクサンアマゾネスが、道中3番手から最終4角先頭で押し切り、重賞4連勝で同通算V18を成し遂げた。2着は5番人気で大井の
ジュランビル、3着には地元・兵庫の
クリノメガミエースが入った。
金沢の至宝がついに全国区の重賞制覇を果たした。「金沢代表として来たので、何としてもの気持ちだった。輸送は大丈夫だったので、力を出し切ればと期待していた」と加藤義師。初めての遠征で最高の結果に胸をなで下ろした。
レースは地元の
ニネンビーグミが逃げて、
ハクサンアマゾネスは3番手の外につけた。「最高の展開。動きたい時に動ける位置で、4角での手応えも良かった。馬体重が増減なしとバッチリで、返し馬から自信を持っていた」と吉原寛。最終3角で先頭に並ぶと一気に後続を突き放した。
これで31戦21勝の生涯成績。「今回で自信になった」と鞍上。今後は未定だが、積極的に他場の大レースに挑戦する方向性だ。「まずは馬の様子を見て、オーナーとも相談しながら。やっと馬がいい状態になってきので」と指揮官は夢を膨らませる。
提供:デイリースポーツ