ミッキーアイル産駒の
アナゴサン(牡5、栗東・
牧田和弥厩舎)が、
中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)で
JRA重賞初挑戦初制覇を狙う。
使って使って力を付けてきた馬だ。デビューから3戦連続で2桁着順に終わり、勝ち上がりは5戦目だった。さらに2勝目には7戦、3勝目には6戦を要したが、着実に
ステップアップ。3走前の立雲峡Sを制し、遂にオープン昇級を果たした。その後は
谷川岳Sが3着、
米子Sが5着。勝利には手が届いていないが、先行して大崩れなく走れている。さすがに重賞となるとワンパンチ欲しい印象だが、得意の道悪になればノーチャンスではない。
ミッキーアイル産駒は
JRA重賞を10勝しているが、
メイケイエールが6勝、
ナムラクレアが3勝、
ララクリスティーヌが1勝で、全て牝馬。牡馬は
デュアリストが交流重賞の
兵庫ジュニアグランプリを制しているものの、
JRAでは延べ5戦で
ウィリアムバローズの
マーチSの2着が最高着順となっている。
アナゴサンが勝てば、
ミッキーアイル産駒の牡馬としては
JRA重賞初勝利。父の価値を高めるタイトル奪取を期待したい。