昨年の
マーキュリーカップは大いに荒れた。3連単は60万円超だ。実はこのレース、2016年までは荒れやすかったが17年以降はピタっと荒れなくなっていた。なぜって?「
メイセイオペラ記念」の副称がついた途端、荒れなくなったのだ。
ちなみに16年は3連単17万9810円だったのが、17年には3連単1190円と一気に変わり、以来、堅い決着が続いていた。と、そんな話を昨年の本コラムで書いたところ、いきなり荒れた。3連単63万5880円の大波乱!どういうこっちゃ。
しかし、これは「競馬あるある」だ。「このレースは、こういう傾向があるよね」と誰かが気付いて伝えた途端、それが来なくなるのだ。だから気付いても、公言してはいけない。こっそりと自分の心に留めておけば、もしかしたら…なんてこともあるかもしれない。しかし、「凄いことに気付いたのよ!」と発見したことを誰かに言いたくなるのも「競馬ファンあるある」である。う〜ん。実に悩ましい。
さぁ、今年の
マーキュリーカップは荒れるのか?私の本命は、メキメキと力をつけ絶好調の
ウィルソンテソーロ。期待は、昨年3着の地元岩手
ヴァケーションだが、昨年の覇者
バーデンヴァイラーに加えて、
テリオスベルの巻き返しも怖い。馬券は3連単で(9)から(2)(3)(4)(7)(13)各100円で計2000円。
◇六車 奈々(ろくしゃ・なな)1973年(昭48)12月2日生まれ、京都府出身の49歳。
スポニチ