◆TUF杯(7月22日、福島・ダート1700メートル)
7馬身差、8馬身差、2馬身半差で3連勝。昨夏の未勝利戦から今年1月の2勝クラスまで大物感たっぷりのレースぶりを見せた
キャリックアリード(牝4歳、美浦・
高橋文雅厩舎、父
キズナ)が、ここから再度の進撃を開始する。昇級戦の前走・三条S(3勝クラス)は1番人気を背負いながらも自分のリズムで運び、後続の目標になる競馬を選択。3着に敗れたものの最後の直線では止まっておらず、3/4差+首差なら悲観する内容ではない。
前走は調整過程でクラスが上がることもあってか、これまでよりもさらに踏み込んだことも裏目に出たようだ。高橋文調教師は「この馬の場合は普通(に調整段階を踏むの)が一番難しい」と話していたが、この中間は順調そのもの。完成は来年以降とみているが、3勝クラスであれば楽に突破できる器だろう。(石行 佑介)
スポーツ報知