昨年の
フィリーズレビューを制した
サブライムアンセム(牝4、栗東・
藤原英昭厩舎)が、
中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)で重賞2勝目を狙う。
サブライムアンセムは父
ロードカナロア、
母パストフォリア、母の
父シンボリクリスエスの血統。祖母の
ハッピーパス、叔父の
コディーノ、叔母の
チェッキーノなど、一族には重賞ウイナーがズラリと並ぶ。勝ち上がりには6戦を要したが、未勝利を勝った直後に挑んだ
フィリーズレビューで重賞初制覇。その後は折り合いに苦しむ面もあって低迷していたが、前々走の
阪神牝馬Sで2着に好走。続く
ヴィクトリアマイルは強豪相手とあって13着に沈んだが、まだまだ衰えはなさそうだ。
フィリーズレビューの覇者からは
アストンマーチャン、
メイショウマンボ、
クイーンズリングなど、数多くのGI馬が出ている。ただ、近年の勝ち馬は伸び悩み傾向。古馬になって重賞を勝った馬は15年
クイーンズリングを最後に出ていない。
サブライムアンセムはここで2つ目のタイトルを手にして、早熟説を一掃することができるか。その走りに注目だ。