今週から札幌開催が開幕。角田晨記者が開幕週のメイン、
しらかばS(23日、札幌)の激走馬を過去5年のデータから「探った」。
日曜メインの
しらかばSが行われる札幌芝1200メートルで18年以降、最も勝っている騎手は13勝のルメール。複勝率も50%と高い。ただ、単勝回収率は90%と100%を割り、人気馬で勝っている印象。今年は人気薄の
フレッチアに騎乗予定で、積極的に買いたくはない。
注目したいのは2位タイの11勝を挙げ、今回は
マイネルジェロディに騎乗予定の丹内だ。単勝回収率が188%と出色の数字で、1番人気では2勝だけ。施行時期は違ったが、このレースも実際に2年前に勝っている。同馬の
父スクリーンヒーロー産駒は32回と出走回数は少ないが4勝で、単勝回収率138%。相性がいい。昨年は同条件のUHB賞で1番人気ながら6着に敗れているが、むしろ人気薄でこそ狙ってみたい騎手&血統だ。
“レジェンド”の存在も忘れてはならない。
武豊は43回の騎乗で8勝。勝率はルメールに次ぐ2位で、単勝回収率も127%と高い。騎乗予定の
ウォーターナビレラは近走、低迷しているが、脚質が後押しする。当コースで18年以降は4角1番手が勝率26・4%。同2番手が18・4%、同3番手が16・2%と位置が下がれば、勝率も下がる。はっきりと逃げ、先行が有利な舞台と言える。
ウォーターナビレラは前走こそ中団に控えたが、本来は前へ行けるスピードが大きな武器。激走があってもいい。(角田 晨)
スポーツ報知