「
中京記念・G3」(23日、中京)
再び、アッと言わせる走りを見せつけるか。戦前の低評価も何のその、
米子Sを好時計で完勝した
メイショウシンタケに引き続き注目だ。中間は短期放牧を挟んで状態良好。ここも決め手をフルに発揮し、夏のマイル王の座を頂く。
10番人気での激走もフロックじゃない。サマーマイルシリーズで暫定トップを走る
メイショウシンタケ。好スタートを決めたのが前走の
米子Sだ。「具合が関係しているのか、何なのか…。いろいろと探したけど、何で走ったのか分からない」。低評価をくつがえしたVを、千田師は首をかしげながら振り返る。
ただ、“これだ”と断定できるものではないが、好走のヒントは隠されていたという。「前と離れてポツンといたのが良かったのかも。未勝利戦勝ちも逃げ切りだったし、周りを囲まれない方がいいのかな。気持ち良く走らせた方がいいみたい」とトレーナーは分析する。
勝ち時計1分31秒7も優秀だ。
リバティアイランドが勝った
桜花賞よりも0秒4速く、今年の阪神マイルで最速タイムを記録した。「後ろからあの時計で差し切るのは大したもの。能力がないと走れない時計」と評価する。
この中間も順調そのもの。追い切り前日の火曜朝は、栗東坂路で4F68秒5-15秒9と軽めの調整を行った。「2週間の短期放牧を挟んで帰厩。夏負けもないし、いい出来を維持している」と仕上げに抜かりなし。「サマーマイル王を目指しているし、ここも走ってほしい」。初の重賞タイトルとともに、シリーズ王座をつかみ取りたい。
提供:デイリースポーツ