キャピタルS、
京都牝馬Sと連勝して、勢いよく、ヴィクトリアMでGIに挑戦した
ララクリスティーヌ(栗東・
斉藤崇史厩舎)。結果は14着と壁に跳ね返されてしまった形だが、その後は休養を挟み、7月14日にチャンピオンヒルズから栗東へ帰厩している。
次走は
関屋記念(8月13日・新潟芝1600m)を予定しており、今朝19日はレースに向けた3週前追い切り。CWで単走だったが、馬の少ない後半、のんびりとした感じの走りだったが、3歳時の前向きすぎる走りを思い返せば、これだけゆったり走ることができるようになったからこその出世なんだろうなと思う。
6F標識から3コーナー通過までは15-15。4コーナーで少し加速して、最後の直線は11秒台というラップ。時計は6F82.2〜5F67.2〜4F52.3〜3F37.0〜2F23.1〜1F11.7秒。帰厩翌週の追い切りとしてはしっかりと負荷がかけられた数字に思えるが、動き自体は楽。もともと追い切りでは速い時計が出るタイプだが、これが余裕を持った状態で出ること自体が5歳になっての成長なのだろう。
ただ、高いレベルで見ると、動き自体はもっとスムーズになってくると思うし、来週以降の動きの変化を見守っていくのが楽しみな状態ではある。
(取材・文:井内利彰)