「
クイーンS・G3」(30日、札幌)
3歳馬
ドゥーラが主役を担う。今回と同舞台で行われた
札幌2歳Sの覇者。春は牝馬クラシック戦線を進み、
桜花賞は14着に敗れたものの、
オークスでは後方から末脚を伸ばして3着と、改めて力のあるところを示した。この中間は函館で調整。原口助手は「千八で2勝しているし、コーナー4つの競馬場は合っています」と舞台設定を歓迎する。
古馬からは
ルビーカサブランカと
サトノセシルもV候補。
ルビーカサブランカは昨年の4着馬。その後はチャレンジCと
函館記念で牡馬相手に2着と好走。牝馬同士なら実力上位は明らかだ。鞍上にはルメールを指名。勝負気配が漂う。一昨年3着、昨年2着の
サトノセシルは3年連続での参戦。過去2年はともに格上挑戦ながら結果を残したように相性は抜群だ。近況は4、2、5、3着と重賞上位の常連に。初タイトル奪取へ、機は熟している。
ディープインパクト産駒の
ライトクオンタムは、
シンザン記念で見せた父譲りの決め手を発揮できれば、まとめて面倒見るシーンも十分。
ターコイズSを連覇中の
ミスニューヨークは、今回のメンバーなら実績上位の存在。小回りコースが鍵となるものの、ハマった時の爆発力は強烈だ。
他では新潟2歳S&
フェアリーSで重賞2勝をマークした
キタウイングや、昨年の
有馬記念4着馬
イズジョーノキセキ、
古川奈穂騎乗で注目を集める
グランスラムアスクなども上位をうかがう。
提供:デイリースポーツ