「
アイビスSD・G3」(30日、新潟)
1年以上の時を経て、
ジャングロが待望の復帰戦を迎える。舞台に選んだのは、夏の越後路開幕週の千直。狙うは、自らの復活をアピールする昨年
ニュージーランドT以来2つ目のタイトルだ。快足を飛ばして一直線にVロードを駆け抜ける。
前走のNHKマイルCの敗因は発馬が全てだ。ゲート内で暴れて一歩目が出ず、最後方からの競馬では持ち味は生かせない。それでも、直線ではメンバー2位の末脚を繰り出して前を急追。次々とラ
イバルをかわし、勝ち馬から3馬身1/4差の7着と力は示した。
今回は初の5F戦が鍵となるものの、オープンで挙げた2勝はともにス
プリント戦。特にレコードで逃げ切った
中京2歳Sが、のちの
スプリンターズS2着馬
ウインマーベルに3馬身半差をつける完勝劇なら、ス
プリント適性は相当なものだ。高野助手も「スピードはありますからね」とドンと構える。
この一戦に向けて早めに帰厩し、1カ月以上にわたってじっくりと調整してきた。1週前追い切りでは栗東坂路で4F50秒7-36秒6-12秒3の好時計をマーク。脚部不安で復帰が長引いた不安を払拭した。「仕上がりとしては、現状の力を出せると思います。中間はゲート練習もしていますが、練習では悪さを見せていないですよ」と同助手も手応え。復活Vへ準備は整った。
提供:デイリースポーツ