「
習志野きらっとスプリント・S1」(25日、船橋)
逃げた1番人気の
キモンルビー(牝6歳、船橋・川島一)が天敵を半馬身差で完封。昨年の雪辱を果たし「アフター5スター賞・S3」(9月7日・大井)、「
東京盃・Jpn2」(10月4日・大井)の優先出走権をゲット。猛追及ばず2番人気の
ギシギシが2着。2頭に「
テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3」(9月20日・浦和)の優先出走権が与えられた。3着には9番人気の
プリモパイソンが入った。
陣営にとって、首差かわされた昨年の悪夢がよみがえったゴール前だったが、今年は半馬身差でリベンジを果たした。
二の脚を利かせてハナを奪った
キモンルビー。大外から兵庫の
メイプルシスターが絡んでいくが、直線に入ってこれを振り切ると、あとは後続との差を広げにかかる。しかし、最後の最後にやってきたのは昨年の覇者
ギシギシ。メンバー最速の上がりで猛然と追い込んできたが、わずかに退けた。
御神本訓史は「今回も厩舎がいい状態で送り出してくれたので、自信を持って乗った」と満足そう。前走の
川崎スパーキングスプリントを勝って重賞2連勝。船橋コースでは16戦して〈12、4、0、0〉と依然、連対更新中の6歳牝馬に「女の子で、これだけ長く活躍できるのは厩舎の努力だね」と関係者をたたえた。
川島正一師は「いや〜、昨年のことがよみがったよ。よく頑張ってくれたね。ただ、ぜいたくを言えば時計が一つ遅かったなあ」と笑い飛ばした。オーナーのドクター・コパこと小林祥晃氏にとっては
ラブミーチャン(11〜13年)など、このレースはV5。「偉い子だね」と目尻を下げた。今後は状態はもちろん、番組を見ながら決められることになりそうだ。
提供:デイリースポーツ