ここ3走は芝重賞で二桁着順が続いている
ベレヌス(栗東・
杉山晴紀厩舎)。次走はダートの
エルムS(8月6日・札幌ダート1700m)への出走を予定しており、今朝26日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した直後のCWへ、
西村淳也騎手を背に1頭で入場。リズムよく1、2コーナーを回っていき、向正面の6F標識からの追い切りスタート。単走ということもあって、終始、自分のペースでラップを踏んでいき、3コーナーから4コーナーのスピード乗りも上々。
最後の直線に向くと、馬自身がしっかりと加速するといった感じで、ジョッキーの拳は微動だにしない。まるで騎手が乗っていないかのような、馬がのびのびと走るといった感じで、この日のCW追い切りでは一番弾んだ動きを見せていたような気がする。
時計は6F84.8〜5F68.8〜4F53.0〜3F37.0〜2F22.4〜1F10.8秒。昨夏は
中京記念を勝ち、一昨年の夏は3勝クラスを勝っているだけに、この季節も得意なのだろう。ダートに関しても、未勝利戦とはいえ、2着に7馬身の差をつけた勝利。とにかく自分のリズムで走ることができればダート重賞でも、と思える状態。近走成績だけで軽視するのは禁物だろう。
(取材・文:井内利彰)