【東西ドキュメント・栗東＝26日】目まいがする暑さ。「夏は牝馬」は使い古された格言だが、これだけ暑ければ案外有効かも。事実、先週の中京記念は牝馬が2、3着に食い込む力走を見せた。アイビスSDも牝馬優勢。とはいえ、出走馬18頭のほぼ半分が牝馬。どれを軸視すべきか？

　水曜追いでオサムが引かれたのは6歳牝馬レジェーロ。朝イチの坂路で単走追い。全体時計は4F55秒1と遅いが、上がり重点でラスト1F11秒9！！前進気勢に満ちあふれていた。余田助手は前のめりで出来の良さを口にする。

　「いい動きでしたね。持ったままで最後の1F離しただけ。自分から行く感じで良かったと思います。夏もいいし、何よりこの舞台が合っていますから」

　余田助手によるとコーナリングに不器用な面があってスピードに任せ、ぶっ飛ばせる千直が合うとか。前走の韋駄天Sは6着に甘んじたが、内の5番枠から馬場の真ん中を追い上げて0秒1差だ。キャリア25戦。蜂のひと刺しならぬ熟女のひと差しが波乱を呼ぶ。　

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