JRAは29日、服部利之(はっとり・としゆき)師が28日に病気のため死去したと発表した。65歳。葬儀等は家族葬として執り行われる。
【悼む】学があり、博識。早口でまくし立てる語り口調が好きだった。服部先生が亡くなった。知人から「先生が倒れた」という知らせを聞き、心配していた。65歳だから若い。元気なら、まだいくつも勝利を重ねられたはず。
南部杯、J
BCマイルなどダート重賞を総なめにした
ブルーコンコルドも忘れがたいが、12年の
菊花賞に挑戦した
ユウキソルジャーが印象深い。7番人気ながら、
ゴールドシップの3着に食い込む力走を見せた。「オサムが本命やったからアカンわ」と突き放す口調で笑いながらも、ポツン◎を喜んでくれた。
もっと懐に入り込めば、楽しい昔話、人生の勉強になる言葉をいくつも頂けたのに…と悔やまれる。先生の叱咤(しった)を心に刻み、残りの競馬記者人生を全うする覚悟です。合掌。
(
中央競馬担当・オサム)
スポニチ