◆第28回
エルムS・G3(8月6日、札幌競馬場・ダート1700メートル)
セキフウ(牡4歳、栗東・
武幸四郎厩舎、
父ヘニーヒューズ)の気配がいい。今年は年始の
根岸Sこそ3着に入ったが、その後は13着→11着→6着と結果が出せないでいた。しかし、2走前の函館・
大沼Sから一変。上がり3ハロン最速の脚を使い2着に入ると、続いた
マリーンSでも再び最速の末脚で3着に食い込んだ。
好調の要因を
武幸四郎調教師は「少し気むずかしい馬だけど、ここ2回はそんなことがないし、滞在競馬が合っているのかもしれない」と分析。移動距離の少ない競馬場での調整がマッチしているようだ。
札幌に変わっても状態の良さは維持している。トレーナーは「硬かったら(
エルムSに)使うのをやめようと思っていたんだけど、むしろ函館の時よりコンディションは良くなっているよ」とニヤリ。さらなる活躍に自信をのぞかせた。
もともとサウジダービーや
ユニコーンSで2着に入るなど、トップクラスの地力を持つ馬。調子を取り戻した今なら、重賞でも一撃があっておかしくない。
スポーツ報知