09年に創設された3歳ダート重賞「第15回
レパードS」は今年も好素材が顔をそろえた。古馬と比べるとキャリアが浅い分、力関係の比較がしづらく11番人気→12番人気のワンツーとなった17年のように波乱の可能性も捨て切れない。データ班が過去10年を振り返り、好走馬の傾向を探る。
▼前走 【4・0・0・17】の
ユニコーンS組と【2・3・4・11】の
ジャパンダートダービー組が珍しく不在。それ以外の勝ち馬4頭のうち3頭(13年
インカンテーション、21年
メイショウムラクモ、22年
カフジオクタゴン)は2勝クラスを
ステップに参戦していた。3頭いずれも2勝クラスを勝っていたが今年は前走・2勝クラス勝ちのメンバーが不在。勝ち切れなかったが前走・2勝クラス2着の
クールミラボー、
メイショウフジは評価を上げたい。また、前走・1勝クラス組は【0・3・0・31】で2着止まりとなっている。
▼間隔
エクロジャイトは5月の鳳雛S勝ちから中10週の直行ローテで、このパターンは【0・0・0・4】。19年
ハヤヤッコが5月の青竜S8着から中11週で勝ったが、それ以外の勝ち馬9頭は6月か7月に出走していた。オープン勝ちの実績を評価しつつも押さえにとどめる。
▼初ダート 初ダートで参戦したのは14年15着
カラダレジェンド、15年2着
ダノンリバティ、17年14着
イブキの3頭。取捨に迷うが唯一、馬券に絡んだ
ダノンリバティは
毎日杯2着、
京都新聞杯5着など芝の重賞で掲示板に載っていた。今年、初ダートの
パクスオトマニカは春に
スプリングS5着から
プリンシパルS勝ち。適性は未知だが押さえておく。
▼牝馬 牝馬は出走16頭で2着1回、3着2回。劣勢だが別表のように配当の妙味があった。前走1着が共通点。今年、登録している3頭(
クレメダンジュ、
ライオットガール、
リバートゥルー)では唯一、
リバートゥルーが前走1着だ。出走抽選(17分の11)の対象ながら入ればヒモに加えたい。
▼結論 2走前に2勝クラスを勝っている牝馬
ライオットガールで勝負だ。前走・3勝クラス組は2頭が出走し、18年
ビッグスモーキーが9番人気3着。前走・
マレーシアC4着で3勝クラスの古馬に、もまれた経験が生きる。【2・2・2・16】と好走確率が高い中3週のローテもいい。相手に
エクロジャイト、
パクスオトマニカ、抽選次第だが
クールミラボー、
フェルヴェンテ、
ミスティックロア、
メイショウフジ、
リバートゥルーを指名したい。(データ班)
スポニチ