「
エルムS・G3」(8月6日、札幌)
重賞4勝に、
ジャパンC2着。圧倒的な実績を誇る
オーソリティがダートで復帰戦を迎える。昨年6月の
宝塚記念の馬場入り時、ハ行のため競走除外に。のちの検査で骨折が判明した。実戦は昨年3月
ドバイシーマクラシック以来、1年4カ月ぶり。脚元への負担を考慮して、砂上に戦いの場を求めた形だ。
この中間は美浦で乗り込まれ、2週前に函館入り。1週前の26日には函館Wで5F68秒2-38秒7-12秒0を馬なりで計時した。阿部助手は「前受けの形でもしっかり集中して走れていました」と好
ジャッジ。「体つきはもともとボテッとしているので太くは見せますが、そこまで大きくはないです。6歳ですが、数を使っていないのでフレッシュな状態で挑めます」とうなずいた。
初めてのダートは未知数。同助手も「正直、やってみないと分からない」と話すが、「血統的にはこなしてくれると思います」と期待を込める。父は21年のBCディスタフ覇者
マルシュロレーヌを送り出した
オルフェーヴル。二刀流の下地は整っている。
かつては希代の名馬
コントレイルに迫った6歳馬。ブランクをはねのけ、秋の大舞台へ向けて歩みを進める。
〈1週前診断〉函館Wで
ジョウショーホープ(3歳2勝クラス)と併せ馬。5F68秒2-12秒0(馬なり)で併入した。長めから3馬身先行していたとはいえ、素軽い脚さばきを披露し、初のダート戦に向けて上々の動きを見せた。
提供:デイリースポーツ