新潟10Rの
驀進特別(3歳上・2勝クラス・芝1000m)は
アジアノジュンシン(牝5、美浦・
奥村武厩舎)のスピードを買う。
過去15戦は全てダート1400m以下。ただ、芝がダメと決め付けるのは早計だ。例えば前々走の1勝クラス(中山ダ1200m)では、スタート直後の芝で抜群の二の脚を見せていた。前走の2勝クラス(中山ダ1200m)にしても昇級戦、かつ大外枠が影響してハナには行けなかったが、やはり芝での走りは悪くなかった。さすがに芝向きとは言わないが、芝ダート兼用の可能性は大いにあるだろう。
血の後押しもある。
アジアエクスプレス産駒の
JRA84勝の内訳を見ると、芝で6勝、ダート78勝だから、ダート向きは明らか。ただ、新潟芝1000mでは延べ7頭が走り、21年
はやぶさ賞を
キモンブラウン、23年韋駄天Sを
メディーヴァルが制しているように、高い適性を示しているのだ。しかも、2頭はこれが芝初勝利だった。 “二度あることは三度ある”で
アジアノジュンシンも好配当の使者となることを期待したい。