北の大地で奈穂の手綱がさえ渡る。5日の札幌5R新馬戦で、
古川奈穂騎手(22)=栗東・矢作=が4番人気の
アスクアイルビゼアを初陣Vに導いた。二の脚を利かせて先手を奪うと、最後は内から猛追する2着馬を鼻差で退けた。今年のJRA14勝目、同通算31勝目を決めた。
奈穂は「返し馬に行くまではイレ込みがありましたが、返し馬でガスが抜けました。スタートは周りと同じくらい。物見をしないと聞いていたので出していきました。道中は(手綱を)持ちながらもしっかり息を入れて、直線に入ってからも余力がありました。内から来られましたが、最後まで馬が頑張ってくれました」とパートナーをたたえた。
同騎手は7月26日の門別で行われたJRA交流戦・リゲル特別を
リーゼントミニーで勝利し、G1騎乗が可能になる通算勝利数31勝に到達していた。
提供:デイリースポーツ