5日の札幌5R・2歳新馬戦は
古川奈穂騎手(22)=栗東・矢作厩舎=が自厩舎の4番人気
アスクアイルビゼア(牡、父
キズナ)を初陣Vに導き、当地での自身初勝利を挙げた。
スタート後、内、外に速い馬がいたが、ひるまずに押して出していく強気の騎乗が功を奏した。「物見をしないと聞いていたので、出していきました」。自厩舎のスタッフと密にコミュニケーションが取れており、300メートル進んだところでハナに。4角では少し外に膨れ、2着馬に内から迫られたが、鼻差残して逃げ切った。「直線に入ってからも余力がありました。切れるというよりは、じわじわ粘りこむ形で頑張ってくれました」と相棒に感謝した。
札幌では初参戦した昨年、27回の騎乗で3着1回が最高。2年目の今年は24戦目で待望の白星をつかんだ。「去年勝てなかったので、しっかり結果を出したいと思っていました。流れに乗っていきたいです」。
アスクアイルビゼアの次走について矢作調教師は「
すずらん賞(9月3日、札幌)に行きます」と明言。継続騎乗を確実にするためにも、古川奈は引き続き札幌で結果にこだわる。(玉木 宏征)
スポーツ報知