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レパードS・G3」(6日、新潟)
初見参の越後路を快走した。
ライオットガールが重賞初出走で初制覇。10年の
ミラクルレジェンド以来13年ぶり、11年にG3へ格上げされて以降では初めて牝馬が
レパードSを制した。
好発進からハナを切れそうな勢いで先行。外から
ルクスフロンティアが主張してくるとスッと下げてその後ろで折り合う。「2番手が取れたので、スムーズに行けば勝ち負けだと思った」と岩田望はこの時点で好走を確信。直線が平たんの新潟だけに前残りを警戒して早めに進出を開始する。残り100メートルで逃げ馬を競り落とすと、急追してきた
オメガギネスを首差退け、初タイトルをゲットした。
騎乗依頼を受けた時点から「チャンスはある」と期待を抱いて挑んだレースだった。鞍上は「よく応えてくれた。最後の100メートルはホント、馬に感謝したい。すごく乗りやすかった」と初コンビで一発回答を出したパートナーをたたえた。
中村師は開業2年目でうれしい重賞初制覇。「正攻法でいきました。枠も良く、思った以上にうまくいった感じですね」と喜色満面だ。ゴール前は「何とか我慢してくれ!」という思いで見ていたという。
今後については、4月から月1走のペースで使い込んできただけに「一度放牧に出してから考えたい」と説明。充電を終えた時、3歳ダート女王として、もうワンランク上のステージでの戦いが待っている。
提供:デイリースポーツ