スマートフォン版へ

【レパードS】ライオットガール重賞初制覇 中村直也調教師も18度目挑戦ついに

スポーツ報知
  • 2023年08月07日(月) 07時45分
◆第15回レパードS・G3(8月6日、新潟・ダート1800メートル)

 ダート2重賞が6日行われ、第15回レパードS・G3(新潟)は5番人気のライオットガール(岩田望)が競り合いを制し、中村直也調教師(44)=栗東=と人馬ともに重賞初制覇を果たした。

 “ど根性”でライオットガールが初タイトルをつかんだ。ラスト200メートル付近で、3頭に絞られた激しいたたき合い。逃げ粘るルクスフロンティアを競り落とし、オメガギネスの猛追も首差しのぎ先頭でゴール板を駆け抜けた。「最後の100メートルは馬に感謝したいですね」と初コンビの岩田望も奮闘に頭を下げた。

 スタートを決めスムーズに2番手を確保。逃げ馬を見ながら理想的な位置で道中を運んだ。「勝ち負けできる手応えで直線を向いた。直線が平坦で、前に残られると分が悪いので早めに併せにいった」。逃げ、先行有利な新潟ダート。4コーナーから積極的に仕掛け、パートナーの能力をフルに引き出した鞍上のファインプレーも光った。

 管理する中村調教師にとっても、開業2年目でうれしい重賞初制覇。オーストラリアの競馬学校卒業後は、アイルランドの名門エイダン・オブライエン厩舎でも修業。世界を知る若きトレーナーが、重賞18度目の挑戦で悲願をかなえた。「何とか我慢してくれ、しのいでくれと。何度も重賞を使わせてもらっていますし、ありがたい」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。

 牝馬は10年ミラクルレジェンド以来13年ぶりの通算2勝目。当時はグレード格付けがない重賞で、11年のG3昇格後はライオットガールが初制覇となった。次走は未定で一度、放牧に出される予定。今後の飛躍に向け英気を養う。(戸田 和彦)

 ライオットガール 父シニスターミニスター母マリアビスティー(父ハーツクライ)。栗東・中村直也厩舎所属の牝3歳。北海道浦河町・ヒダカフアームの生産。通算9戦4勝。総獲得賞金は7083万9000円。重賞初勝利。馬主は(株)ヒダカファーム。

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す