6日、新潟競馬場の4R・3歳未勝利(芝2000m)で、
川田将雅騎手騎乗の1番人気
デッドリー(牝3、栗東・
中内田充正厩舎)が1着。これにより、同馬の
父Roaring Lionは日本での産駒初勝利となった。
Roaring Lionは父
Kitten's Joy、
母Vionnet、母の
父Street Senseという血統。現役時代は英国の名伯楽J.ゴスデン師が管理した。
17年8月、ニューマーケットの条件戦でキャリアをスタートし、同年9月の英G2
ロイヤルロッジまで3連勝。G1初挑戦のレーシングポストTでは2着だったが、ディープ産駒
サクソンウォリアーと息詰まる叩き合いを披露した。
クラシック勝利はならなかったが、18年7月の
エクリプスSで待望のG1タイトルを獲得。勢いそのままに
英インターナショナルS、
愛チャンピオンS、クイーンエリザベスII世SとG1・4連勝を飾って欧州の中距離路線を席巻した。同年の
BCクラシックがラストラン。引退後には欧州
年度代表馬に選出された。通算成績は13戦8勝(うち重賞6勝、G1・4勝)。
引退後は英国のトゥウィーンヒルズスタッドで種牡馬入りしたが、シャトル先のニュージーランドで疝痛により死亡。わずか1世代の産駒を残すのみだったか、
Dubai Mileが仏G1を制している。
デッドリーも貴重な血を紡ぐべく、さらなる飛躍を期待したい。