今週の新潟メインはサマーマイルシリーズ第3戦「第58回
関屋記念」。ここ2年の勝ち馬
ロータスランド、
ウインカーネリアンはシリーズチャンピオンの座に就いた。夏のマイル王の行方を左右する重要な一戦は小波乱の傾向。過去10年の結果を精査した結論は―。
《性齢》夏は牝馬というが、性別では牡【8・7・6・102】、牝【2・3・4・29】で牡馬が圧倒。ただ近年は牝馬が台頭の傾向。3歳牝馬
プリモシーンが勝った18年は1〜3着を牝馬が独占した。昨年は
スカイグルーヴの4着が最高だったが、18〜21年は4年連続で牝馬が連対した。年齢では5歳馬が【4・5・5・47】で連対率トップ。昨年の勝ち馬
ウインカーネリアンも5歳だ。他は4歳【2・2・3・22】、6歳【2・3・0・31】、3、7歳が各1勝。あまり年齢にこだわらなくていい。
《前走》サマーマイルシリーズ第2戦の
中京記念からの臨戦組が【3・5・2・38】と活躍。出走がなかった昨年を除き、
中京記念組が連対しなかったのは13年だけ。これは見逃せない。同シリーズ第1戦の
米子S組は【1・0・0・4】。昨年Vの
ウインカーネリアンはこのローテ。G1からの臨戦組もさすがに格の違いを見せており【2・2・4・17】と安定。ただ勝ち馬は
NHKマイルC(18年
プリモシーン)、
マイルCS(19年
ミッキーグローリー)からの臨戦で、
安田記念組は【0・2・1・7】と勝てていない。
新潟外回りの直線は658・7メートルの長さ。ゴール前が平たんで、例年スピードと瞬発力の勝負。この能力が高いのはやはり
ディープインパクト産駒で【3・2・1・21】。18年から
プリモシーン、
ミッキーグローリー、
サトノアーサーと3年連続で同産駒が勝利した。今年は
ビューティフルデイ、
フィアスプライド、
ラインベックの3頭がエントリー。
《結論》今年も前走・
中京記念組は外せない。1、2着馬
セルバーグ、
ディヴィーナがそろって参戦。8着
メイショウシンタケの巻き返しにも警戒が必要だ。牝馬台頭、5歳、母父ディープの各
ファクターから軸には
ディヴィーナを推したい。前走
中京記念組の
セルバーグ、
メイショウシンタケが相手。さらに前走G1組の
ララクリスティーヌ、
ロータスランドも軽視禁物。
ディープインパクト産駒の
ビューティフルデイ、
ラインベックを押さえたい。
スポニチ