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小倉記念・G3」(13日、小倉)
一般的に異例でも吉田厩舎としては通常の火曜追い。普段通りのルーティンで
マリアエレーナは8日、栗東CWにて最終デモを行った。張りのある体を躍動させ、ラストは大外を回りながら馬なりで6F84秒1-37秒3-11秒3。抜群の切れを見せ、連覇へ態勢万全だ。
高島助手は「本当に順調です。もともとやれば動く馬ですが、先週の段階でしっかり仕上げてあるので1Fの感触を確かめる程度。これでも余力残しです」と好感触。「雨で悪化した馬場でも楽に動けていた。夏場になってより一層、体が動きやすくなっています」と状態は申し分ない。
22年はぶっちぎりの5馬身差圧勝。のちに
エリザベス女王杯を勝つ
ジェラルディーナなどを寄せ付けない完璧な走りで夏の小倉チャンプに輝いた。23年で59回目という伝統ある
小倉記念の歴史で連覇を果たしたのは04、05年の
メイショウカイドウのみ。牝馬による連覇となれば史上初だ。「秋に向けて結果を出したい」と高島助手。56・5キロのハンデを克服し、偉業達成でさらなる飛躍へつなげてみせる。
提供:デイリースポーツ