世界NO1の偉大な兄に続きたい。12日の新潟・芝1600メートルでデビューする
ガルサブランカは6月に
宝塚記念で昨年の
天皇賞・秋からのG1連勝を4に伸ばし、世界1位のレーティング129を持つ
イクイノックスの半妹。兄の主戦を務めるルメールも駆けつけ、騎乗する。
木村厩舎は
イクイノックスだけでなく、21年の
ラジオNIKKEI賞を制した兄の
ヴァイスメテオールも手がけており、その特徴をよく知る母系だ。今回は初めて
キズナを父に迎えたが、太田助手は「このきょうだい特有の質感の良さがあります」と素材の良さを感じ取る。
2日には美浦・Wコースで、3歳1勝クラスの僚馬を内から1馬身追走。直線で並びかけると鋭い反応を見せ、7ハロン99秒8―12秒2で併入に持ち込む、さすがの動きを披露した。太田助手は「女の子のぶん、お兄さんたちに比べて、若干
テンションは高いところがありますが、それも許容範囲。ここまでいい調整ができています」と力強い。夏の新潟といえば、2年前に兄がデビュー戦を制した地。同じ鞍上を背に、今度は妹が強さを見せつける。(石行 佑介)
スポーツ報知