「兵庫ジュ
ベナイルカップ」(10日、園田)
開催2日目の11Rで行われた新設重賞は、4番人気で道中4番手の
マミエミモモタローが、直線で内から抜け出して初代王者に輝いた。コンビを組んだ
川原正一騎手は、64歳4カ月27日で重賞最年長勝利記録を達成。大井の
的場文男騎手が2018年の
東京記念で記録した62歳12日を2年4カ月も更新した。
話題豊富な重賞勝利だ。
マミエミモモタローはデビュー2戦目での快挙。名付け親は人気漫才師の
ハイヒール・
モモコ。鞍上は重賞最年長勝利記録を更新。馬主と知人の
モモコは「名前を付けただけで、購入には1円も出してません。それやのに、こんな場面に立ち会えて光栄です」と感激。新設重賞の初代覇者にふさわしい華やかな一日となった。
新馬戦を逃げ切った
マミエミモモタローだが、重賞初挑戦は控える競馬を選択。「前へ行く馬が多いし、いい位置で手応えも良かった。最終3角から外へ出たかったが、先に来られていたので、内へ切り替えた」と川原。最年少馬と最年長騎手が絶妙なコンビネーションを発揮した。
諏訪貴師は17年兵庫ダービー以来の重賞2勝目。前回も勝利に導いた騎手は川原だった。「これからも川原騎手と共に歩んでいければ」と感謝。
マミエミモモタローの次走は兵庫
若駒賞(31日、園田)を予定。「当初からの目標」と指揮官。中2週のローテショーンで同じ2歳重賞の連勝を狙う。
提供:デイリースポーツ