世界最強馬の妹が夏の新潟でベールを脱ぐ。土曜5R(芝1600メートル)で注目を浴びているのが、
ガルサブランカ(牝=木村、父
キズナ)。G1・4連勝中の
イクイノックスを半兄に持つ良血だ。兄の主戦を務めるルメールと初陣Vに挑む。
調教では身体能力の高さを披露している。最終追いはWコース併せ馬。全体時計(5F68秒3)こそ目立たなかったが、追えば追うだけ伸びそうな余裕ある走りだった。太田助手は「やや
テンションが上がってきたのは気にはなりますが、この時期の牝馬ですから多少は仕方ないと思います。しっかり調教を重ねてきて毎週、余裕のある中で動けています」と高評価した。
順調に調整されて馬体も充実。「きょうだい特有の筋肉の質の良さがあります。牝馬の分、気持ちが前に出ていてそこが兄と比べると違いますが、牝馬らしい活発さがあるとも言えますね」。2年前に兄がデビュー戦を制した地で飛躍への第一歩を歩む。
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