「
関屋記念・G3」(13日、新潟)
誰もが知る偉大な両親を持つ
ラインベック。父は無敗のクラシック3冠を含め、G17勝を挙げる歴史的名馬
ディープインパクト。母は10年に牝馬3冠を達成した
アパパネだ。
同世代随一の期待を背負いつつも、いまだ重賞制覇は果たせていない。しかし、昨年5月の
新潟大賞典14着後に去勢手術を行ってからは、
東風Sを勝利、前走
米子Sでも小差2着に好走するなど、上昇機運にある。
今週の最終追い(栗東坂路)で見せた迫力の動きに、石橋助手は「明らかに素軽くて状態の良さが分かる」と納得の表情を浮かべる。「前走も、最後に盛り返してきたところに去勢効果を感じた。評価できる内容だった」。超良血馬にあえて行った手術の影響はプラスに働いているようだ。
新潟は昨年の信越S8着以来。「(21年の)
新潟大賞典では5着といい競馬をしていたし、一つ成長した今なら十分やれていい」と同助手は力を込める。偉大な親の背中を追い掛け、念願の重賞初タイトルをつかむシーンに期待したい。
提供:デイリースポーツ