「摂津盃」(11日、園田)
開催3日目の11Rで行われ、1番人気の
ツムタイザンが道中6番手から直線で抜け出し、2020年12月の
園田ジュニアカップ以来となる重賞制覇を果たした。2着は7番人気の
タイガーインディ、3着には2番人気の
サンライズラポールが入った。
3年前の2歳王者が古馬になって初めての重賞勝利。前回の重賞を勝った直後に屈腱炎を発症し、1年3カ月の休養を余儀なくされた。「大ケガを克服して、今からの馬だと思っている」と
木村健師。昨年4月の復帰から1年4カ月で頂点に返り咲いた。
エイシンアンヴァル、
タイガーインディがハナを争って、
ツムタイザンは6番手に控えた。「前へ行く馬が多かったので、あの位置につけた。競馬の幅が広がり、それに見合うレースができた」と杉浦健。向正面から進出して最終4角で先頭に追いつくと、直線で一気に抜け出した。
真夏の激戦を制して、年内は休養の予定。「新春賞(2024年1月3日、園田)ぐらいから再始動できれば」と指揮官。完全復活を果たした20年の最優秀2歳馬が、来年は
年度代表馬を目指して力を蓄える。
提供:デイリースポーツ