「小倉記念・Ｇ３」（１３日、小倉）

　川田騎乗の３番人気エヒトが直線一気に抜け出して完勝。昨年の七夕賞に続く、重賞２勝目をゲットした。

　懸念した通り、スムーズな発馬とはいかなかったが「そこは少し無理をしてもらって、動かしながらポジションを取りに行きました」と鞍上。好位のインを確保すると、道中は１番人気のマリアエレーナを前に見る形でじっくり脚をためた。抜群の手応えを残して迎えた勝負の直線。鞍上のＧＯサインに鋭い反応を示し、一瞬にして先頭へ。最後は後続を２馬身半突き放してゴールを駆け抜けた。

　川田は「返し馬から雰囲気が良かった。海外では結果を出せなかったけど、きょうはゲート以外は上手に、この馬本来の走りができたと思う」と相棒の奮闘をたたえた。

　勝ちタイムは１分５７秒８（良）。２着は５番人気のテーオーシリウス、３着には２番人気ゴールドエクリプスが続き、連覇を狙ったマリアエレーナは直線で伸びを欠き４着に終わった。

提供：デイリースポーツ