「
北九州記念・G3」(20日、小倉)
主役は葵Sをレースレコードで制した3歳牝馬
モズメイメイ。
ロケットダッシュを決めて労せず1馬身のリードを取ると、影をも踏ませぬ逃走劇でV。初のス
プリント戦で高い距離適性を示した。1週前は栗東坂路の併せ馬で1馬身半先着。万全の態勢で復帰戦を迎えられそうだ。古馬撃破で
スプリンターズSに弾みをつける。
CBC賞をまんまと逃げ切った
ジャスパークローネ。7番人気の低評価だったが、二の脚でハナを奪うと、マイペースに持ち込んで後続を封じ込めた。先行有利の馬場が追い風だったのは確かだが、近4戦で3勝と着実に力をつけている。サ
マースプリントシリーズのポイントランキングでは暫定1位。王座が視界に入ってきた。
G1・3勝馬
ソダシの全妹
ママコチャが、電撃6F戦へ初参戦。1週前追い切りは、栗東CWで6F84秒4-11秒5を記録。安土城S快勝後も好調をキープしている。兼武助手は「先週は掛かり気味だったものの、今週は折り合っていい追い切りができました。初の千二ですが、前進気勢の強いタイプで試してみたかった距離」と手応えは十分。
重賞未勝利ながら
高松宮記念3着など、大舞台で存在感を示している古豪
トゥラヴェスーラ。前走の
CBC賞はポジションを取りに行って中団から。直線でもしっかり脚を使って4着まで追い上げた。前残りの展開だったことを思えば上々で、まだまだ衰えは感じない。
格上挑戦の
CBC賞で2着に好走した
サンキューユウガ。ハンデ54キロを味方に、最後までしぶとい粘りを見せた。目下の充実ぶりから、フロック視するのは危険だ。
提供:デイリースポーツ