サマー2000シリーズ第3戦「第59回
小倉記念」は、3番人気
エヒトが勝利。昨年
七夕賞以来の重賞2勝目となった。
夏男の本領発揮だ。
エヒトが海外帰り2走目で答えを出した。2度目の重賞Vは昨年の
七夕賞以来、今回もサマー2000シリーズ。スタートは出なかったが最初のホームストレッチを促しながらリカバー。4、5番手で1角を回ることができた。3角から手が動き始めるが、そこからがしぶとい。直線半ばで逃げる
テーオーシリウスをかわして先頭へ。2馬身半差をつけてゴールに飛び込んだ。
川田は前々走のレッド
シーターフハンデキャップ(7着)以来のコンビ。「ゲートがあまり得意な馬ではないので、こうなることも想定していました。出ることができずポジショニングが悪くなりそうだったので、無理して動かしながら取りに行きました。前回(前々走)よりも進んでくれましたね。位置を取ってからはリズム良く走れていたと思います」と振り返った。
管理する森秀師は開業2カ月の93年
ジャパン(
レガシーワールド)で重賞初V。海外遠征のパイオニアは足かけ30年で史上30人目、現役10人目の
JRA重賞50勝を達成した。「1コーナーまで頑張って押していってくれましたね。内枠は嫌だったけど、結果的に良かったのかな。力をつけていると思います」と語った。サマー2000シリーズは1着10点を加算してトップに立ったが「夏は使ってきたので、休ませたいと思います。距離ももう少しあった方がいいのかな」と秋に備える構えだ。
佐賀県出身の川田は夏コクの景色がよく似合う。土日で9戦6勝の固め勝ち。「今年、小倉に来られるのはこの週だけなので、楽しんでいただけたらという思いで乗りました」と勝利でアピール。今週の
札幌記念は
プログノーシスに騎乗する。サマージョッキーズシリーズは3位と好位置。暑い夏の旅路はまだまだ続く。
スポニチ