安土城Sを制した
ママコチャ(牝4、栗東・
池江泰寿厩舎)が、
北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。
ママコチャは
父クロフネ、
母ブチコ、母の
父キングカメハメハの血統。毛色は鹿毛だが、
シラユキヒメに端を発する白毛一族の出身で、21年の
桜花賞などGIを3勝している
ソダシの全妹にあたる。通算成績は11戦5勝。
惜しくもクラシック出走は叶わなかったが、3歳夏から3連勝でオープンへ。その後、
ターコイズSが5着、
阪神牝馬Sが9着と連敗を喫したものの、前走の安土城Sでオープン初勝利を果たした。今回は初の1200mがカギとなるが、先行力と高速決着への対応力があるので、十分に守備範囲だろう。
ここで重賞初制覇となれば、秋の大舞台での姉との直接対決も現実味を帯びてくる。そういった意味でも結果を出したい一戦となる。