◆第58回
北九州記念・G3(8月20日、小倉・芝1200メートル)
トゥラヴェスーラ(牡8歳、栗東・
高橋康之厩舎、父
ドリームジャーニー)の重賞初Vを期待している。短距離では
高松宮記念が21年から4、4、3着で、G2、G3でも2着が各1回。好走はしているものの、あと一歩でタイトルには届いていない。
1週前追い切りは藤岡康太騎手を背に栗東・坂路で51秒5―11秒7の好時計。今年で8歳だが、活気あふれる身のこなしは全く衰えを感じさせなかった。高橋康調教師も「(馬場が)荒れていたわりに動けていた。ジョッキーも手応えが良かったと言っていた」と満足げだった。
逃げ馬が強そうな印象の小倉・芝1200メートルだが、このレースでは意外にも苦戦。近10年で逃げ切り勝ちは1度もない。「ある程度の位置を取りながらしまいの脚を使ってくれたら届くかな」と指揮官。持ち味である末脚を生かしやすい舞台だろう。出来の良さも味方に、躍動してほしい。(水納 愛美)
スポーツ報知