「
北九州記念・G3」(20日、小倉)
ロケットスタートで重賞2連勝だ。
チューリップ賞で重賞初制覇を成し遂げた
モズメイメイは
桜花賞こそ13着に敗れたが、前走の葵Sでは抜群のスタートを決めて鮮やかな逃走劇を演じた。好調の波に乗っている今なら古馬相手でも期待が高まる。
葵Sではゲートが開いた直後に他馬より1馬身ほど前に出た。道中も快調に飛ばしていくと直線でも脚色は衰えず、そのまま逃げ切った。小林助手は「強かったですね。もともとスピードはあると思っていました。皆さんも驚かれたと思いますけど、あのようなスタートはなかなか切れないと思います」と振り返った。
10日の1週前追い切りでは栗東坂路で4F50秒3-36秒5-12秒4をマーク。力強いフットワークで
ウナギノボリ(4歳3勝クラス)に1馬身半先着した。同助手は「1週前なのでしっかりやりました。見た目通り順調。メニューもこなせていますし、カイ食いも落ちることなく、今のところ不安な材料はなさそうです」と手応えを語る。
初の小倉コースについても「スピード生かせそうな馬場だと思うので合いそう」と自信を示す。ス
プリント能力を発揮して、真夏の短距離界の主役に躍り出る。
提供:デイリースポーツ