「
北九州記念・G3」(20日、小倉)
もう銀メダルはいらない。重賞で2着3回、G1・
高松宮記念で(4)(4)(3)着と能力の高さを示す8歳馬
トゥラヴェスーラが、今度こそ待望の重賞タイトルをつかみ取る。
中間は順調そのものだ。高橋康師は「帰厩後から状態が良かったです。そこを持続しながらピッチを上げてきた感じですね。(9日の)1週前追い切りでしっかり追えましたから当週は調整だけで済みそうです」と好感触。15日朝は台風7号の影響で大雨だったが、栗東坂路を活気十分に4F67秒7で登坂。動きに衰えは全くない。
20年の
北九州記念6着以来、久しぶりの小倉にも不安はない。師は「平たんの小回りにしては差せるイメージがあります。あまり後ろでは厳しいですが、この馬の末脚を使えれば届くと思っています。できれば馬場は悪化してほしいですね。悪くなるのは歓迎な馬ですから」と上がりのかかる展開を待望した。トップハンデ58キロは前走で経験済み。遅咲きの8歳馬が、真夏の小倉でその存在感を見せつける。
提供:デイリースポーツ