福島芝1200mの新馬戦で2着に6馬身差をつけて快勝した
ビッグドリーム(栗東・
西園正都厩舎)。先々週、栗東へ帰厩し、次走予定の小倉2歳S(9月3日・小倉芝1200m)に向けての追い切りを開始。今朝17日は2週前追い切りとなる併せ馬を朝一番のCWで行った。
パートナーは全兄で3歳の
ビッグシーザー。馬場入りは兄が先導し、弟が後から。落ち着く兄に対して、少しそわそわした様子だったが、向正面に入ってラップが速くなると、内に兄、外に弟という並走で3コーナーへ入っていく。
4コーナーでは前方に他厩舎の馬がいたため、外を回ることができずに真ん中あたりを通っての最後の直線という形になったが、動き自体は2頭ともスムーズ。ゴール前ではやや
ビッグドリームの方が手応え劣勢にも見えたが、ゴールを過ぎたところではどちらの脚色にも余裕があった。
時計は
ビッグドリームで6F81.0〜5F65.4〜4F50.7〜3F36.5〜2F23.0〜1F11.4秒。ラップで見ると分かることだが、6F標識からゴールへ向かって、きれいに加速している。16日よりも時計の出やすい馬場状態だったとはいえ、この数字を余力ある状態でマークできるところが素晴らしい。ラップの踏み方は間違いなくデビュー前よりも進化しているだけに、単純なス
プリンターではないだろう。
(取材・文:井内利彰)